お客様会社名: 株式会社アーチシステムズ 代表取締役 白川 淳様

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日本で初めて「ASP」をはじめた会社

 

設立の経緯

 

■設立について
1998年3月20日。私(白川社長)と他社在籍のもう1人と社員1名でスタートしました。社員1名は今もいますが、もう1人は「アメリカに修行に行ってきます。」と言ってアメリカに行きましたが、そのままアメリカに行ったままになっていますね。もう7年になりますね。
■設立する前は
大学を卒業して、1990年にキャノン株式会社に入社して最初はNeXT Computer(ネクスト コンピュータ)部隊に配属されてNeXT Computer(ネクスト コンピュータ)のSEをしていました。NeXT Computer(ネクスト コンピュータ)に関することならなんでもしていました。例えば、デベロッパーのサポート、デモプログラムをつくったり、ネットワークやシステムの設計した り、、、その当時はネットワークって今ほど敷居が低くなかったですね。10BASE-2とか10BASE-5(イエローケーブル)とかの時代ですから、 HUBも一般的にはなかったです。HUBなしで1本のケーブルで敷設していましたよ。キャノンには4年程在籍しました。
■転職してからは
キャノン社を退職した後、NeXT Computer(ネクスト コンピュータ)にはSybaseがプリインストールされていて、その縁もあってサイベース社に転職しました。3年ほどいましたが、サイベース社は当時、ネ クスト社とマイクロソフト社と契約していて両方のOSで動作するようになっていました。その後、マイクロソフト社はそれを元にMicrosoft SQLServer 6をリリースしましたね。言語はTransactionSQLでいまでも一緒ではないかな。Sybaseを経験のある人はSQLServerに入りやす く、逆もしかりだと思います。オブジェクト指向OSのNeXT Computer(ネクスト コンピュータ)を経験し、開発も含めて一通り学んだので、これからはデータベースということで最初はオラクル社かサイベース社が悩みました。
■オラクル社かサイベース社に悩んで何故サイベース社に転職したか
その当時、オラクル社には既に結構社員がいましたね。実を言うとキャノン社を退職する1年程前からデータベー スベンダーを調査していました。調査して半年くらいにいろんな人と会っている中で聞いた話でオラクル社には結構人がいたと思います。しかし、サイベース社 は日本法人ができたばっかりだった。そのときに「サイベース社に行かない」という話しがあってサイベース社に決めましたね。
■もしオラクル社に入社していたら
その当時にオラクル社に入社した人は今はもう億万長者になっているよね。私がサイベース社に入社した後にオラクル に入社した知人には家の借金を返したのがいましたよ。もしオラクル社に入社していたら変な方向で人生が変わったかも。只、変にお金が手に入って変なことし ても人生変わったかもしれないので。(笑)30歳で会社をつくるときめていたので、上場するまでには起業していたので、いずれにしてもサイベース社もオラ クル社も辞めていたと思います。
■31歳で会社設立しましたが
サイベース社を退職して8ヶ月ほど在籍していた会社があった。知人が副社長をしている会社で、その知人からSI部門をつくってほしいと頼まれました。独立するのを了解していたので半年くらいでSI部門を立ち上げましょうかって感じで参画しましたね。
■御社核となるApplication Service Provider
ASPであるArch Internet Information Service (通称AIS)はこれからはメールなどを使ったOneToOneマーケティングだということでマーケティングのシステムを作ってそのシステムを貸すというところからスタートしました。 この「ASP」はArch Business Center(ABC)というパッケージを使っています。実はパッケージ販売もしているんですよ。
■今までの設立経緯、当社の核となる「ASP」など順調のように感じますが
う~ん。やはり日本では小さい会社には厳しいでしょ。やっぱり簡単ではなかった。それまでに付き合っていた 人、周りにいた人からお客様を紹介してもらったりとか仕事の依頼がきたりとか、あとはこっちからどんどん提案していったりとか提案書をばんばんつくって 持って行ったりとかしながらですよ。

会社や社員の都合主義的な考え方はない

 

サーバー70台以上を管理

 

■今後も「ABC」を使った「ASP」が中心になっていくんでしょうか
もちろん。いろいろやりたいことはありますが、それは先の話なので。とりあえず「ABC」。まだまだやることはありますし、「ABC」は完成していないです。今は弊社でカスタマイズするしかありませんが、今後お客様がカスタマイズできるようになります。これからです。
■今は何名でされていますか。採用するときの基準などは。
7名です。毎年少しずつ増えていきましたね。採用の基準は毎回、「がんばります。」といって信用して採用していますが、まぁ、がんばったり、がんばらなかったりと、、、弊社では最終的には本人のやる気が一番重要なので。
■白川社長や社員の方を見ていますとシステム開発会社とは違うように感じますが
そうですね。普通のシステム開発会社とは中にいる社員は全然違いますね。普通の制作会社は受託してそれで終わ りって感じですが、弊社ではお客様とずっと続きますから、会社や社員の都合主義的な考え方はないですね。実際に一度カスタマイズして納めてそれで終わりと いうお客様は殆どないです。一度発注頂いたお客様から殆どリピート頂きます。
■「ASP」を利用するお客様は
「ASP」を利用するお客様はハードウェアやシステム設定、運用などまでの面倒は見たくないというお客様です から。そういう部分に裂く人件費などを削減したい、任せたい。VPNを設定して弊社のサーバールームやデータセンターに預けておきたいお客様です。ハード ウェアから全て弊社で準備します。今は10数社いますが、1社で複数サービスを利用しているお客様もいますから、サーバーは全部で70台ほどになります。 開発やらテストを含めると100台以上ありますよ。

■「ABC」についてお聞かせいただけますか
営業、マーケティング、ECサイト、コミュニティサイト機能、例えば掲示板、広告管理システム、アンケートフォーム、フォーム作成システムなどインターネットでビジネスするために必要なシステム全てを網羅した「Internet Service」。それ以外では顧客管理から販売、ウェブカタログ、コンテンツ管理システムも網羅していています。そして、「GroupService」。常に機能を追加、バージョンアップしています。 最後にネットワーク管理サービスの「Network Service」
■「ABC」の前はi、、、
以前、iMacというパソコンがありましたよね。「iMarkething」というメール配信を中心としたシ ステムからスタートしました。その後に今から4年程前から「ABC」になりました。システム自体がマーケティングだけではなくなったし、 「iMarkething」以外にもサービス(製品)があったのでまとめることを検討しました。グループウェアもネットワーク管理システムも含めて 「ABC」に改名しました。
■次の追加機能、サービスとしては
「Business Service」です。 会計、販売管理などを網羅しているシステムです。システムの追加はお客様からのヒアリングを元ではなく、まず、こういうシステムが必要ではないですかって いう提案が元でシステムはバージョンアップ、追加されていきます。そのバージョンアップ、追加したシステムをお客様に提案して利用してもらっている感じで すね。

日本全国どこでも行きます

 

「ABC」はどんどん進化していく

 

■営業はどうされているんですか
飛び込み営業もしますよ。日本全国どこでも行きます。だからすごい出張費ですが。紹介や引合があったら、まず説明 しに飛んでいきますよ。代理店販売もしています。10社くらいあんじゃないですか。飛び込み営業は電話で製品説明してアポ取ってお客様のところに行く。そ れは基本ですね。体育会系で、がんがんいきます。代理店の紹介で一回出張行くとその近くの会社を1日に2、3社は最低回りますね。
■是非、弊社サービス「ReSTOLZ」に宜しくお願いします。
そうですね。そのうちに準備をしてから。
■弊社制作ページ

■将来の展望は
今開発中ですが学校で利用して頂くシステム 「Campus Service」
■今回弊社に依頼頂きました「ABC」システムのデザインの評価は
私(白川社長)の知り合いの個人、会社含めて全部で4、5社のコンペで決定しました。 デザイン会社、フリーのデザイナーにコンペ用のデザインを依頼しました。弊社はパッケージというか「ASP」のシステムなのでそれに一番合ったデザインを したからです。他社はどちらかというとお客様に納入するシステムのデザインというよりどちらかというと社内システムで利用するテイストのデザインやアイコ ンが多かったです。ウィンドウテイストなデザインやアイコンですね。
■弊社としてはその辺のテイストに悩みました。社内でも数パターンつくりましたが
弊社としてはウェブシステムですが、アプリケーションなのでアプリケーションでも使えるテイストのデザインが欲し かったですね。社内ではHTMLは皆できるので、どちらかというとHTMLの知識を前提にアプリケーションとして合うテイストのデザイン、アイコンが欲し かったです。
■当初は紫色のカラーの入ったイメージだったのでベースになるカラーなどに悩みましたね。
ベースになるカラーに拘ったわけでは無いですが、一応、紫の入ったカラーがベースではあります。
■最後に今開発中の「Campus Service」について
今第一弾がリリースされています。学校の業務の一部なんですが出席管理システムです。そして、学生のポータルシステムと授業の管理を行うスケジュール管理システム。就職管理(支援)システム。
■どうやって学校へのシステム提案をしているんですか
今のところ大手の代理店と一緒にやっています。ダイレクトに学校にアクションかけることもありますよ。企業より も聞く耳を持ってくれるかもしれないですね。東京の都心以外の学校は業者があまり来てくれないようです。うちは場所はどこでもウェルカムですから。企業だ とアプローチ先(部署)が分からないときがあります。学校だと、これは教務にこれはシステム部門にと話をする場所が分かりやすいです。只、手間と予算的に あまり儲からないですけど。
「Campus Service」もこれからどんどんバージョンアップ、機能追加されていくんですね。
そうです。「ABC」の中のサービスで、「Internet Service」、「Network Service」、「Group Service」、「Business Service」に次ぐ5番目のサービスとしてCampus Serviceですね。 これは書いても困りますが、いろいろ計画中です。(笑)乞うご期待。